副業で遊漁船やってるというと儲かるイメージなのですが、それはまあ置いておいて予約をどのように取り扱うのかによって労力がかなり違ってきます。
気をつけるべき点と対策についてまとめてみたいと思います。
お客さまの最初の入り口
お客さまに私たちの遊漁船を利用していただく際に、スムーズに気持ちよく遊んでいただくため、予約は使いやすく、お客さまと遊漁船の事業者双方にとって分かりやすいものである必要があります。
予約がダメな遊漁船はリピーターを作れません。
良い予約システムと悪い予約システムはどんな特徴でしょうか。簡単に見てみたいと思います。
良い予約システムの特徴
・簡単で確実に短時間で予約できる
・変更が簡単にできる
悪い予約システムの特徴
・複雑でやりとりが必要
・予約まで時間と労力がかかる
・変更が難しい
最悪な予約システム
・予約したのに予約できていない
・予約した内容(日時や内容)が違っている
・ダブルブッキング
お客さまにとって使いやすくても事業者にとって使いにくいシステムは副業を続けられない理由にも直結します。
例えばご予約までに平均3回のやり取りで済む場合と、平均5回のやりとりが発生する場合では、当然3回の方が有利になります。
遊漁船の予約管理は実はとても大変です。
それをなるべく簡潔にして、遊漁船の船長本来の楽しみを突き詰めるために、良い予約システムを作り上げるポイントを以下にまとめたいと思います。
リピーターを生む予約体験のポイント
1 予約の入力は1分以内で終わる
2 料金プランが簡潔
3 変更やキャンセルしやすいシステムを使う
詳しく解説します。
1 予約の入力は1分以内で終わる
予約方法は主に
①ネット予約(予約システムサイト)
②ネット予約(じゃらんなど)
③メール予約
④電話予約
このような種類に分けられます。
予約方法は多いほどお客さまの利便性は良くなりますが、種類を増やすと人為的なミスが増えます。
理想は1種類に絞ること。
しかも電話予約やメール予約よりもネット予約に集約することが省力化の要点です。
おすすめは①か②
①ネット予約(予約システムサイト)は無料で使えるAIRリザーブなどを検討してみるのが良いと思います。
②ネット予約(じゃらんなど)
じゃらんやアソビューは広告としての機能を備えています。どれかのサービスを選ぶのか、複数を使うのか、また、使わないのか。判断が求められるところです。
実際に遊漁船を始めてみるとじゃらんやアソビューなどのアクティビティ掲載オファーがくることがあります。
それぞれの予約サイトからの問い合わせはありがたいものの、スケジュールの管理はとても大変です。また、利用料も発生するため料金設定時に考慮が必要です。広告としての側面もあるため、事業全体のバランスを考えたりデザインとして組み込んだりと総合的な対応が必要となります。
2 料金プランが簡潔
料金プランが少なく簡潔だと、メリットしかありません。
例えば私の運営する遊漁船は、
・手ぶらプラン1万円
・学生は半額5千円
これだけです。
誰がみても明確です。
新規のお客さま獲得を進めたい場合は割引などで対応しています。
3 変更やキャンセルしやすいシステムを使う
変更やキャンセルの度に電話やメールでの対応というのはとてもストレスのかかる方法だと思います。
予約システムを使うとキャンセルや変更が把握しやすくなるだけでなく24時間好きな時間に入力していただけます。ミスも少なくなりますのでオススメです。
さて、キャンセルについてとても大切なことをお伝えしたいと思います。
副業遊漁船の1番の強みは、生活のための収入が別にあるということ。
そして、餌を用意する場合を除いて、キャンセルによる実害はそれほどないことが多いということです。
それを踏まえると、キャンセルは無料が望ましいと、私は考えています。
ドタキャン含めて全てのキャンセルは無料。お客さまが心配なので連絡だけは必ずください。
悪質なもののみそれなりの対処。
これは私が運営している遊漁船で取り入れているキャンセル規定ですが、このやり方でこれまで3年以上困ったことが一度もありませんでした。
直前のキャンセルで浮いた時間は貴重なプライベートの釣行に当てて、次のお客さまのために調査を行なっています。
今回は予約について情報を提供させていただきました。少しはお役に立てたでしょうか。
遊漁船運営は全体のバランスが重要です。
予約から釣行後の魚の処理にかかるまでの体験をより良いものにして愛され続ける副業遊漁船を構築されることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。