
釣りのスキル
釣りは様々な種類があります。
初心者が思い浮かべるのはエサ釣りでしょうか。
身近な人がルアー釣りをしているときには、釣り=ルアーという人もいるでしょう。
並んで釣りをしていても、釣果に差が出ることがよくあります。
場所の優位を除くと、基本的な考え方や習熟度によって生まれる差のことを「スキル」と言うことができると思います。
遊漁船の船長は釣りのスキルは高いほうが良いのでしょうか。
私の個人的な意見としては、高いに越したことはないと考えています。
なぜなら・・・
釣りのスキルが高いと有利な理由
1 ポイント開拓が効率的
2 アドバイスが的確になる
3 自信をもって案内できる
4 お客さまの釣果に差が出る
遊漁船運営のカギを握るこの様な問題を
一つ一つ解説していきます。
1 ポイント開拓が効率的
「ポイント=釣れる場所」は遊漁船運営にとって生命線となります。
ポイント開拓にはいくつかの種類がありますが、移り変わりが激しい魚種を追い求める場合
スキルが低いと魚の分布の解像度が低くなり、予測が成り立たなくなります。
例えば鯛を探したい場合、
① 深さや地形を選んで3箇所探す
② 探査中はルアーバリエーションだけでなく海底、中層、上層などもカバーする
などのことを考慮しながら釣りを展開する方が有利です。
苦労して探しても2週間もすれば移動してしまうことまで考慮しなが釣行をサイクル化していくのです。
2 アドバイスが的確になる
初心者から初心者を卒業したようなお客さまには、基本に習熟していただくためのアドバイスが
必要になります。また、中級者から上級者のお客さまには、アドバイスよりも情報提供が大切です。
また、アドバイスの回数やタイミングが過ぎると「自分で釣った感」が乏しくなるため、楽しさが半減してしまいます。様々な手法を駆使しながら釣果につなげていくためにも、釣りに対する深い考察と予測は
必須であるような気がしています。
3 自信を持って案内ができる
副業で遊漁船をしていて一番辛いこと。
それは釣れない時間を過ごすことです。
専業の遊漁船の場合はその事実が強い武器となり、釣れない時には運やお客さまの実力といった要素を
意識してもらえると思いますが、副業でする遊漁船は「副業だから」という前提が重くのしかかってきます。釣りのスキルに限らずコミュニケーションや話術、思いやりスキルなどを磨いて、自信を持ったご案内を心がけましょう。
4 お客さまの釣果に差が出る
やはり釣りに来て頂くお客さまには何より釣果が最高のおもてなしです。経験やスキルの有る無しに関わらず、その日の最高の魚との出会いに全力を尽くしたいもの。可能なら美味しく食べて頂くためのサポートも満足度を高めることにつながると思います。
さて、ここまで書いてきたことはどれも時間をかけて獲得すべきスキルのお話です。
時間はかけなくても選ぶ道具によって、格段にレベルアップが図れるのがタックル選びです。
せんちょーオススメの道具をご覧ください。
せんちょーオススメ 瞬間レベルアップ法
1 PEラインを見直してみる
沢山のアングラーと触れ合う遊漁船。上手いアングラーは良いラインを使っていることが多いように感じます。
良いラインの条件は
ア 感度が良く強度とのバランスがいい
イ 仕上げが丁寧で潮の影響が穏やか
ウ コストパフォーマンスが優れている
どれも大切ですが、使い続けて負担が少ないコストパフォーマンスについては特に重要だと思います。
それらを満たすせんちょーオススメのラインがこちら
SUNLINE PEJIGGER ULT 1号~1.2号
以前は0.8号を中心に使っていましたが、タフなやり取りを求められる海域ですので号数をあげました。
不意の大物にも対応できるよう400m巻いています。
マグロなどに走られても切れなければ取り込めますから。
1200m巻きの価格は100mあたり1000円を上回る程度と、コストパフォーマンスも良好です。
2 リールを見直してみる
リールについては好みがはっきり分かれるところです。
シマノ
高い買い物ですがスプールを変えればかなりの広いレンジで使える安心感があります。
最高の一台を是非その手にとってみて下さい。
長文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。